ジレンマなんて怖くない!
小金井市では、現在武蔵小金井駅南口第2地区市街地再開発事業が進められていますが(まだ目立ちませんが、今後工事へ入っていく予定です)、ひっそりと(という訳でもありませんが)駅の北側でも開発が検討されています。
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3月20日は定例会中でしたが「議事整理日」として、議会がお休みの日の当初設定でした。実はこの日に「武蔵小金井駅北口駅前地区のまちづくり」の議員向け説明会が行われることが予定されていました。しかし、例の新福祉会館問題と東センター委託問題で揺れ、最終的に会期も2日間延長した訳ですが、この20日も通常の議会日程となり、この説明会は中止となりました。
ただし、写真をアップしているように配布される予定だった資料のみは、各議員に配布されたようです。
まだ説明を聴いていないので詳細は不明ですが、この資料から読み取れる範囲で武蔵小金井駅北側のまちづくりで描いている絵をみてみましょう。
<まちづくり活動の経緯>
平成20年2月 武蔵小金井駅北口再生協議会発足
平成22年度 武蔵小金井駅北口周辺地区まちづくり調査実施
平成22年9月 武蔵小金井駅北口周辺地区まちづくり準備会発足
平成23年度 「地区まちづくり計画素案」作成
平成24年3月 小金井市都市計画マスタープラン策定
平成24年3月 武蔵小金井駅北口周辺地区まちづくり協議会発足
平成24年10月 駅前街区での勉強会開始
平成27年3月 武蔵小金井駅北口周辺地区 都市再開発方針2項地区指定
平成20年の再生協議会の発足から既に7年が経過してきました。この3月に都市再開発を促進する地区として正式に指定されました。この辺りの詳細は、昨年10月に行われた都市計画に関する全員協議会で、方向性が示されたところでした。
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南口の第2地区と大きく違うところは、北側にはそれなりの大きなビルが2棟建ってますが、再開発にあたってはまずこれらを一旦壊さないといけません。第2地区は低層住宅がほとんどで、更地にするコストが大きく異なります。
また、それに関連するのですが、商業を営んでいる方が多く、再開発の事業採算のために高いビルを建ててその新たな床(保留床)の売却を考えた際に、どうしてもテナントとしては同じく商業を入れざるを得なくなります。
事業組合(でやるともまだ確定はしてませんが、恐らくそういう話になると思われます)が、新たな競合を自ら呼び込んでしまう、という事業採算性と自身の商売との天秤というジレンマに陥ることになります。ここが、この北側の再開発の最も難しい点の一つといえそうです。
もう一つ、大規模ビルを建設する場合には、駐車場の附置義務が発生します。基本的に「右折侵入禁止」と考えると、このエリアの駐車場の位置は恐らく施工エリアの西側となり、そこへの侵入ルートは小金井街道からとなりそうです。ここで、道路を1本通してその交通量が一定程度見込めるために、道路を隔てて南北の分断が想定されることになります。
第2地区の際もそうでしたが、私は再開発そのものに反対とはいいません。内容次第ですね。
市としての再開発の位置付け、駅周辺全体の賑いの設計、市民参加、周辺への最大限の配慮とコミュニケーション、景観、などの問題がいかにクリアになるか、が重要だと思っています。
この説明会、またリスケして開催するとも聴いてますが、まだその連絡はありません。
スケジュールは示されてませんが、しばらくは無理だと思います・・・(新庁舎の目処が立たないと・・・)。
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