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ジレンマの疑問は、ここで解決!詳細、レビューを見てみよう。

ジレンマ
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もうジレンマで失敗しない!!

あの日、さとしは欅の木の前で消えた
西日のような、赤みがかった光に包まれて

必死に目を凝らしたけど見えなかった
さとしが言うひ~ちゃんと呼ばれる男が
抱っこするのは見えたんだ
その後が … 分からない

一人で行けると言ってもまだ子ども
攫われるんじゃないかと心配になる
確かめたくても確かめようがないジレンマ

さとしが消えた後、欅の木の前に男が一人立ってた
まるで、さとしを見送るように
そいつは、そこに存在してたから
悪いけど後をつけさせてもらった
保護者としては当然至極のことだと思う
その男は、公園から左程遠くない

大きなお屋敷の脇の道を入った所にある
古い洋館に入って行く

少し間をおいて近くまで行ったら
そこはアンティークショップだった

?

何となく入りにくくて、そのまま帰ったけど
どうしても気になって ・・・ 意を決して
仕事帰りに寄ってみることにした

店の扉をゆっくり開く

「こんばんは」

声を掛けて中に入ると
店の奥から明るい声が返ってきた

「いらっしゃいませ」

あれ?この前の男と風貌が違うような ・・・
人柄の良さそうな長身の彼がニッコリと笑う

「あの …」

「はい、何かお探しですか?」

お探しって、妖精の子どもを一人
そんなこと言っても笑われるだけ …

「あ…その…貴方お一人ですか?」
?

我ながら頓珍漢な質問(汗)

「一人ですか?って、どういう意味でしょうか?」

戸惑い気味に訊ねる

「いや … その ・・・ こちらには …」

入ったはいいけど、流石に妖精さとしはどこに行きましたか
なんて聞けやしない事に気が付いて
しどろもどろになってしまった

「マサキ、ちょっと出てくる
 智が来たら待っててもらって…
 あれっ … ふふっ…飛んで火に入るだ…」

あ ・・・ あの時の彼だ ・・・

それに飛んで火に入るって ・・・
もしかして待たれてた?

「あの、貴方はあの日…」

俺が訊ねようとすると遮るように声を被せて来る

「言わなくて大丈夫です
 私も貴方を探していましたので」

「俺を探してた?」

「ええ、貴方をご招待しようと思いまして」

また怪訝なことを…
ご招待って意味が分からない

「それはどういう事ですか?」

「貴方が心配している妖精の保護者が
 お礼をしたいと申しております
 あの子を可愛がって下さって
 ありがとうございます」

ええ?さとしの保護者?

さとしの保護者って女神様じゃないのか?

それより ・・・ この人は妖精が見えるのか?

頭の中に疑問符が果てしなく浮かんでくる

そんな俺をくすくすと笑う彼が憎らしく思えてきた
思いっきり睨み付けると

「そんな怖い顔で睨まなくて大丈夫です

 決して怪しい物ではありませんから」

怪しいか怪しくないかって言われれば ・・・

怪しくはないけど ・・・ 別の意味で妖しい

「別の意味で妖しいですか?

 まあ、貴方には彼が見えたんでしょ?

 だったら信じるべきではないでしょうか 

 蒼ちゃんの所に居ますよ
 貴方が心配している妖精は」

確かにあおちゃんって言ってたけど

「まだ信じられませんか?
 迎えにきたのはひ~ちやんです
 そう、聞いていませんか?」

「聞いてます…さとしから」

人の良さそうな彼が、やっと納得した様子で

「ああ!妖精君の…
 信じられないなら、蒼ちゃんが来るまで居てもらう?」

「それでも良いですが」

「 ・・・ ええと ・・・ 整理させてください」

「どうぞ」

「貴方達は妖精さとしが見える?」

「ええ、見えます ・・・ 

 俺が抱っこしてた所を見てたんじゃないですか?」

「俺は会ってないけど、見えますよ(笑)」

「マサキ、お前が入るとややこしくなる」

背の低い彼がマサキって呼ばれる人を睨みつける

「だって、蚊帳の外は嫌じゃん」

そう言って、拗ねた顔をする

その顏を見て呆れ顔でため息をつく

不思議な二人だな

「つまりは ・・・ 俺だけではなかったって事ですね?」

俺にしか見えないって ・・・ さとしは言ってたから ・・・

「ああ ・・・その事ですか

 あの子が一人だけ存在してる訳ないでしょ

 それに近しい物も存在する

 まあ我々には見えると言う事ですね」

「 ・・・ がっかりしないでくださいね

 普通、人には見えませんから」

つまりはどういう事?

この人達は人じゃないって事?

「我々の詮索は必要ありません

 どうしますか、蒼ちゃんを待ちますか?

 何時に来るかは分かりませんよ」

「いえ、あの子があおちゃんと呼ばれる方の所に居るのであれば

 俺は何も言うことはありません

 どうか、さとしの事よろしくお願いします」

「保護者みたいですね(笑)」

そう言ってマサキと呼ばれる人がクスクス笑う

少し淋しい気持ちになった

俺が一番近い存在だと思ってたから ・・・

 
「そのつもりでしたので ・・・

 では、失礼いたします」

帰ろうとすると呼び止められた

「ちょっと待ってください

 肝心な事を伝えてない

 8月11日豪華客船『アルテミス』の

 ディナークルーズにご招待いたします

 平服で結構です

 食事の後、花火を一緒に観ていただきます

 扉の横に貼ってあるポスターの花火です」

さとしが持って帰ったチラシの花火だ

今年は一緒に観れないから

研修のご褒美に動画を見せてあげる約束

当日は会場には行こうと思っているけど

混雑するだろうと思ってた所

この場合、遠慮なく申し出を受けた方が良いのか?

そもそも、豪華客船など無縁の人間

乗れるはずもない ・・・

だからと言って ・・・ 招待を受けるのも ・・・

「申し訳ないですが ・・・」

「ダメですよ ・・・ 今、話を聞きましたよね

 それで断られたら、俺が蒼ちゃんに叱られる

 蒼ちゃん怒ったら怖いんですよ

 ねっ、マサキ」

「怖い? ・・・ まあ ・・・ 怖いかも

 あの子は蒼ちゃんの側に居るんだよね ・・・」

もしかして脅されてる? ・・・

「ふふ ・・・ 必ず来ていただきます

 あの子の事も聞けますよ」

彼は引き出しから封筒を取り出して

机の上に置いた

「届いたばかりの招待状です

 詳細は中に書いてあります

 これを持っていれば中に入れますので

 先程も言いましたが平服で結構です

 お待ち申し上げております」

狐に抓まれたみたいだ ・・・

さとしの様子が聞けるなら

ご厚意に甘えてもいいのかも

「分かりました、ご厚意に甘えてお伺いいたします

 さとしは、我慢強い子ですが

 とても泣き虫なんです

 どうかその時は優しく背中を撫でてあげてください」

「畏まりました

 そのように伝えます」

「ひ~ちゃんに似てるから

 この人も優しい人だよ」

マサキと呼ばれる人がニッコリ微笑んだ

「ええ、そうでしょうね ・・・

 ただ ・・・ なんでもありません

 玄関までお送りいたします」

そう言って、曖昧な笑みを浮かべた

さとしが抱っこされてた人だから悪い人ではないだろう

「では失礼いたします」

机の上の封筒を胸ポケットに仕舞って

店を後にした

11日の花火大会

さとしは ・・・ 来れないよな ・・・

ゆっくり歩き始めて、角を曲がった時

前から、青い目の金髪の男性とすれ違った

彼は通り過ぎる時、俺を見て微笑んで

小さく頭を下げた

ん?彼があおちゃん?

<続きます>

 

 

?

まだある! ジレンマを便利にする6つのツール

こんばんは
 
 
 
 
 
大阪 メンズエステ セラピスト
ななです
 
今日も暑いですね
 
 
 
 
朝から会社のPCがおかしくなってしまい、
何の仕事もできませんでした(;´・ω・)
 
 
 
 
つらたんであります。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
話が変わりまして・・・最近
へっぽこセラピの私のトリートメントを
気持ち良いと仰って頂けることが
多くなり、恐縮です
 
 
 
 
 
私の知り合いのセラピストさんは
資格を持ってたり、
リラクゼーションスタッフさんであったり、
東京まで研修を受けに行かれるくらい
プロ意識が高い方ばかり
 
 
 
 
そこまでできない自分にとっては
頭が下がるセラピストさんばかりです
 
 
 
 
 
メンズエステの講習けたいなぁ
 
 
 
 
 
関西でも行ってくださる方がいれば
理想なんですけどね
 
 
 
 
 
これもきっと私のわがままなんでしょうね
 
 
 
 
 
ジレンマ。
 
 
 
 
なな
 
 

 

 

 

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