これ以上何を失えばジレンマは許されるの
不妊治療を始めよう?何があっても頑張ろう?
そう思っていたけど、私の思いだけではどうにもならないことだらけなんだということを思い知りました。
私を阻むのは、家族です。
私の母と私の夫が、特にそうです。
二人が私の身体が心配なのはわかっています。ありがたいと思います。でもだから苦しい…。
私が治療を続けたいと願うことは、母や夫にとっては私のわがままであり、私の裏切りなのです。
そんなジレンマに苦しんでいる時、私の心を救ってくれたのはたくさんの友達でした。
不妊治療専門のクリニックで働いている友達は「私にできることがあれば何でもする?」と言ってくれた。
「ゆきがどんな道を選んだとしても、それは全部正解だよ」と明るく言ってくれた友達もいた。
私が副作用の症状が出たり、病院でひどいことを言われたとき、ほとんどリアルタイムで声をかけ続け、慰めてくれた友達もいた。
助産師さんを長年やっている、第2のお母さんみたいな存在の方は「あなたの決断ひとつひとつがすばらしい」と言ってくれた。
私は、「誰に止められても、否定されても治療を続けるんだ?」と、少し意地になっていたのかもしれません。
そんな風に強がっていても、私は結局誰かに肯定してもらいたかったのです。
「あなたのやっていることは間違っていない。大丈夫だよ。」
そんな言葉が欲しかった。
暖かい言葉をたくさんくれた友達は、私にとって一生の宝物です。
ジレンマに必要なのは新しい名称だ
こんばんは
前回の記事で、30代構想計画を立てたい
と宣言したついでに、それに向けて、自分の不安要素を一つずつ潰していこうと思って、
Amazon
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まずは、これを手にしました
何か迷ったりしたときは、本に頼るのが主な解決方法の私
前回の記事にも書いたけど、
仮に結婚した場合、出産する可能性もあるわけだし、そしたら、仕事は?
私、今のところ専業主婦になるとか考えられないし、だとしてもパートっていうのも・・・
っと、結婚後の構想が全く見えない。
これだと、そもそも結婚したいのか?っていう疑問に戻ってしまう
今、私の周りに、結婚し、子育てをし、しかもバリバリ働いてますっていう完成された目指すべき女性像がないから、なんとなく、結婚へのあこがれ+出産を焦る気持ちが具現化されないんだよね。
だから、本書は、まさに私が求めていた内容なのだ
本書で今の悩みが全て解決ってわけにはいかないけど、足掛かりにはなったかな
私は、正直、仕事は男性並みにバリバリやりたい派だし、
一般職より総合職で力を発揮したいし、
女性だから、男性と同じようには働けないでしょ?
って世間が思っているとしたら、全力で立ち向かいたいタイプ。
でも、現実問題、女性は結婚して子育てをした場合、仕事を出産前と同等にやることは、時間的に無理がきく。
だから、出産前の意識と、出産後の意識はおそらく変わるんだろうなー、って今回本書を読んでみて思った。
もっと柔軟に考えようかって。
女性は、どんなに頑張っても男性になることはできない。
この事実には、反発することはできないし、そもそも何で反発したいかといえば、今まで私たちは、「男性中心主義的な社会で、女性が『平等』を目指」していたから。
だから、社会で、男女平等を謳うこと自体が間違っているともいえるのではないか?
本書では、女性のインタビューが盛り込まれているが、
一応、大学?企業への就職?子供の出産を経るところまでは統一され
産休後、退職、転職、時短で勤務など様々な道を歩んでいる。
それに行きつくまでの葛藤話は、身近では聞くことができないので、かなり参考になり、自分の場合はどうなるか?とリアルに想像することができた。
とは言いつつ、本書の女性たちは、いずれも20代で結婚し、産休まで取得しているケースが多数なので、
30代で、しかも婚活を経験し、出産やその後の仕事のことまで考える余裕がある、私のような人たちではないだろうけど
色々な本から、未来構想のヒントをもらうことにします~