「ジレンマ」という革命について

ジレンマ
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お得なジレンマ♪

新幹線に乗り単身赴任先へ向かった。新幹線の車中ではどっと眠気に襲われたが、どこか気持ちが高ぶっていた。なかなか眠ることができない。

ずっと考えていた。
妻の使用する車にGPSを仕掛けたのは私の意思。どう考えても、妻には男がいると思ったからだ。しかし、そのGPSによって仮に妻の浮気が判明した場合、そこから私は、いったいどうしたいのだろうか。今はまだ全くどうなるのか、自分でも分からない。
私は妻を愛しているし、私はこのまま一緒に暮らし、仲良く歳を取りたいと思っている。
しかし、妻に男が他にいる事が発覚し、その男と一緒になりたい。一緒に生きていきたい、という意思があるのであれば、惰性で私と生活を共にし、ただただ私との別れのタイミングを見計らう為だけの婚姻生活が毎日続くのは、妻にとっては生き地獄の日々だろう。
もちろん、私にとっても受け入れ難い、本当に辛い事ではあるが、妻が私以外の男を愛してしまったのであれば、それはそれで事実を受け入れるしかないだろう。
私は、ある意味、妻には早く楽になってもらいたいと言う気持ちでGPSを仕掛けた。しかし、仮に、妻の浮気が判明しても、別れるか別れないかは、その時になってみないとわからない。
とにかく、仮に、妻の浮気の事実が判明する事になっても、私はその後、私の未来に向け、良くも悪くも、次なるステップに進むことができると感じていた。 
その反面、もし、妻が潔白であったなら、このGPSを仕掛けた私の行為は、本当に最低の行為だと自ら悔やむ事になるだろう。これだけ騙され、掌を返されている妻に対して、今尚、どこかで妻を信じていたいと言う気持ちも存在している。
究極のジレンマに陥っている。
15時に単身赴任先の新幹線最寄駅に着いた。在来線に乗り換えたタイミングで私のスマホに着信があった。私と10歳離れた35歳の勤務先の同僚の〇〇だった(以下、メガネと表記)。私の職場は腐った職場で、人も仕事も充実した環境ではなかったが、メガネ一人だけは唯一、心を開ける同僚だった。私とメガネは仕事や私生活面で、互いに、親身になって相談や愚痴を言い合う仲であった。メガネの電話の要件は今から、軽く飯でも食いに行こうといった誘いの電話だった。
気がつけば、私はここ数日、全く食欲が無く、全く物を食べられていなかった。ましてやこんな気分で単身赴任先のマンションに戻るのも気が滅入る。気分転換も含め、今からメガネと会社の近くで夕飯を食う事にした。

ジレンマで生活を満喫!

 

 

 

 
 
 
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