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駄々 人と夢の間に ~Your Dream

駄々

駄々用品の専門店、何でもあります

おはようございます(*´∀`*)

今日は4時50分起き…
甥っ子のお弁当作り。

送り出してから

レッツ君とお散歩へ


歩かない!


と…駄々を捏ねる息子レッツを抱っこし。

車に乗ってお仕事へ?

帰ってきたら
今日は燃えるゴミの日。

急いでゴミ出し。


レッツとあたしも朝ごはん。


ああ。

疲れた
でも、今日はランチの予定
楽しんできます!
勿論レッツも一緒です


駄々で差をつけちゃぉ♪

~BLなお話です~

翔の言葉にどうしていいのかわからない。

俺は頭で考えるよりも先に

無意識に体が動いてしまった。

翔の手を掴んでいた。

気付いて慌てて手を離す。

翔は離した手を取って優しく握った。

そして口元に持って行きそっと口づけた。

「オレ、雅紀が嫌だって言っても押しかけて行くから。」

にっこり笑ってそう言った。

ドキドキする。

翔といると

どうにかなるんじゃないってくらいに

胸が騒ぐ。

苦しくなる。

でもそれは全然嫌じゃない。

とても幸福な事だった。

「…好きにすればいいだろ。」

俺はまた可愛げのない事を言ってしまう。

「うん!好きにする!」

翔は満面の笑顔でそう答える。

「ちょっと待ってて!オレ、すぐ支度するから!」

翔はものすごい勢いで2階に駆け上がった…と思ったら

すぐに下りて来た。

…支度が早い。

「さ、行こっか。」

二人して玄関を出よう…と思った瞬間、

泣き声が響いて来た。

「いやだ~~~~~!!ぼくもいく~~~~!」

「おいらも~~~~~~!!」

目を覚ました智くんと和くんが家を出る

俺達に気付いてしまった。

自分たちも行くと駄々を捏ねている。

おばさんが行こうとする二人を掴まえていた。

「翔、早く行っちゃいなさい。」

それを聞いて更に泣き叫ぶ二人…。

翔が困っている。

この二人のご機嫌を取るのは難しいとわかっている。

今、家にはおばさん一人。

店だってある。

翔が申し訳なさそうに俺を見た。

「雅紀、ごめん。オレ今日…」

俺は泣いている二人に近づいてしゃみ込んだ。

目線を合わせて言った。

「俺の家って面白い物、何もないよ?いい?」

智くんと和くんの顔が途端に笑顔になった。

「うん!」

「いいよ!」

「まぁ…雅紀くん、いいの?ちび二人も…。」

おばさんは心配そうな顔をした。

「賑やかでいいですよ。」

「雅紀、いいのか?」

「智くんも和くんもいい子だろ。」

翔が微笑んでいる。

翔は泣いている二人を

放ってなんておけないんだ。

不思議だった。

昔は小さい子供なんて苦手で…。

人と交わる事なんて面倒だった。

俺の世界はモノクロだった。

暗くて冷たい場所だった。

心なんてなかった。

嬉しい事も、悲しい事も…何も感じないようにしていた。

感じないようになっていた。

それなのに…。

翔を知ってから俺の世界は一変してしまう。

翔の周りは色で溢れていた。

色とりどりの明るい世界…。

まるで金平糖が散らばっているかのようだった。

最初は煩わしかった。

翔が近くにいると胸がざわついて落ち着かなくなった。

こんな自分が嫌で翔を遠ざけようとしたけれど…

ダメだった。

気にしないようにしても翔を無意識に探してしまう。

目で追ってしまう。

…初めて人を恋しいと思ってしまった。

駅から降りて

大通りの桜並木まで来た。

俺の両手は智くんと和くんにしっかりと握られている。

俺達の後ろを歩いている翔が冗談で焼きもちを焼く振りをする。

「いいなぁ。オレも誰か手を繋いで欲しいなぁ。」

「だってぇ、しょうにぃちゃんがきたら

みちせまくなっちゃうよ~。ねぇ。」

智くんが和くんに賛同を促す。

「そうだよぉ。このみちは3にんでいっぱいだもん。

しょうにぃちゃんはおうちについたらいっぱいてを

つないであげるからがまんしてて!」

和くんは翔を諭すように言った。

翔は後ろでクスクス笑っている。

二人が突然手を離し駆け出した。

「うわ~~~!こうえんだぁ!ぞうさんのすべりだいがあるぅ!」

「おいらブランコのりた~い!」

二人は児童公園を見て目を輝かせた。

俺はいつもこの道を通るが

ここにこんな公園があるなんて知らなかった。

確かに子供が好きそうな遊具がたくさんあった。

子供達もたくさん遊んでいた。

「時間あるし…遊ぶか?」

「うん!」

二人は返事をするや否や、公園めがけて走って行った。

「おーい!危ない事すんなよ!」

もう翔の声は聞こえていないようだった。

「ごめんな。雅紀。店が忙しくってあいつら

いつも近所のしょぼい公園でしか遊ばせてやれないんだ。」

「何で謝るんだよ。」

「だって、雅紀にこんな事まで付き合せちゃってさ…。」

「いいよ。公園なんて久し振りだし…。」

「よかった。」

翔はホッとした顔をした。

俺達は木陰で智くんと和くんを見ていた。

走り回って一所にいない和くん。

智くんは気に入った砂場でずっと遊んでいる。

翔は二人から目を離さなかった。

ちゃんと二人を見ていた。

翔の横顔…。

兄と言うより親の顔に近かった。

ドキッとする。

翔が俺の手を握って来た。

「俺も雅紀と手を繋ぎたかったの。」

正面を向いたまま、そう言った。

翔は更にギュッと繋いだ手に力を込めた。

人に見られないように

繋いだ手をそっと後ろに隠した。

胸がドキドキする…。

何だかここだけ別世界に感じた。

続く

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