二宮神はアメリカなら余裕で逮捕されるレベル
お父さんのための二宮神講座
4月に入り私は職場で昇進をしました。
暇があるととかく人は他人の事が気になったり、ろくでもないことを考えたりするものです。
だから私はスケジュール帳に仕事が無い時も何らかの予定を入れて暇のない日々を過ごす様にしています。
そんなこんなの日々ですが、昨日は有給休暇を取って「至誠・勤労」を説いて有名な二宮金次郎の生家資料館へ行き、気持ち新たに誓いを立ててきました。
(資料館のガイドさんが銅像と一緒にと写真を撮ってくれました。
二宮尊徳は、180㎝程の身長があったとのことです。)
以前はどこの小学校の校庭にもあった二宮金次郎の像。
(資料館にある木造の像)
近年になり撤去された小学校もあるようで、金次郎像を知らない子供たちも増えているようです。
幼名は二宮金次郎。 晩年からは名を二宮尊徳と改めました。
(砂のノートに字を書き紙を使わず勉強をする工夫をしていた)
二宮金次郎は小地主の子供で、それ相当な財産があったそうだが、金次郎の父親は人がよく思いやりがある人柄であったため、人の頼みに応じて施したり、金や米を無利子で貸しても強引な取り立てなどはしませんでした。
その結果、家は傾き、財産は散失して極貧の底へと落ちぶれてしまったのです。
そこから復興させようと努力する親の苦労と困窮者への援助する姿が後の金次郎の活躍する礎になったと言われています。
一般的に勉強する目的は己の出世や私欲の為ですが、金次郎は人の役に立つことの為に学問を昼夜問わず励んでいたのでした。
そして金次郎が十二歳の頃、頻繁に氾濫して洪水を引き起こしていた富士山麓に端を発し、数十里を経て小田原へ入り海へそそいでいる酒匂川の護岸に松を植えるなどして強固な堤防工事に取り組むなどの学問での知識を活かし貢献したのです。
(酒匂川の護岸に植えられている松並木)
また金次郎は、少年時代では捨てられた苗を拾い、荒地の水溜りを耕して米を収穫したりと無駄を無くす知恵を働かせ、成人からは藩主などの借金問題を整理したりと財政再建に取り組むなど常に人の為と成る活動を行ったのです。
(カメラを向けたらお澄ましポーズで決めてくれた白鷲くん)
小田原城の城内に二宮尊徳を祀る報徳二宮神社が在ります。
「報徳」とは、小田原藩主・大久保忠真は論語にある「以徳報徳」、徳を以って徳に報いるやり方と二宮金次郎を評価しました。
金次郎がこうした万物に備わる徳の長所、潜在的な力の意味をもつ仕法を「報徳」と呼んで用いたことが由来になったそうです。
また、「報徳」は「勤労」、「分度」、「推譲」の三要素を基本としています。
【勤労】 知恵を働かせて労働を効率化し、社会に役立つ成果を生み出すという自覚を重視すること。
【分度】 収入の枠内で一定の余剰を残しながら支出を図る生活を行うこと。
【推譲】 分度生活の中から生み出した余剰、余力の一部を、各人が分に応じて挺出することで相互扶助、困窮者救済に当てること。
(飢えで苦しんでいる民へ備蓄米を提供するよう小田原藩に指示している場面)
人の為に尽力を尽くす二宮金次郎ですが、金次郎の出世を妬み、事業を潰そうとする役人も中にはおり、役人にへつらう者と手を組み紛争を起こされていたそうです。
そんな金次郎の心の支えは、神に祈ることだったそうです。
「我がまえに千日さらずに祈るとも 心邪なれば罰をあたえん」
と心の嘆きを書いた額を奉納し、自身のやるべき道を見失わないように心がけていました。
何時の時代にも他人を妬み、引き落とそうと企む心卑しい者は存在するものです。
そうした人間とは関りを持たず、日々「人の道」を一生懸命に歩んでいくことが大切であると思います。
私も「至誠・勤労」の精神で臨んでいきたいと思います。
そんな思いを胸に報徳二宮神社のある小田原城址へも行き、桜を観賞してきました。
桜は満開で美しく咲き誇り、悲しく曇りがちな心の思いを浄化してくれました。
天守もリニューアルされたので、上って眼下に広がる小田原の街も眺めてきました。
(小田原城址公園外周の並木道)
(小田原城址公園外周からの風景)
帰り道、自家焙煎のお店で煎茶を頂き、まったり休憩。
その煎茶が他にハーブを加えているのではと思うほど香りが立って美味しい煎茶で、お茶一杯のつもりがお店自慢の珈琲も頂いてみたくなり注文してしまいました。
素敵なお店、発見です!
自宅への帰り道、田園の脇の桜並木が綺麗だったので、お寺の敷地に車を止めさせて頂き散策。
平日のせいか誰も居ないので貸し切り状態!o(^▽^)o
リタイヤしたら、おじいちゃん、おばあちゃんとなってこのベンチに座り、お弁当を食べながら昔を振り返り語り合っているそんな夫婦が理想です。(*^.^*)
そうゆう年配のご夫婦を見ると微笑ましく、羨ましくも思います。
好きな人が出来たら連れて来たい場所も見つけました(^_^)v
頑張って心の枯れ木に花を咲かせたい・・・。
でも、一人の方が気楽で、それもよしかな・・・。(^o^;)
相思相愛の関係に成れる相手との出逢いって、やっぱり奇跡に近いのかもね。
関東平野部での桜の観賞は、今日、明日で最後という感じです。
お出掛
けはお早目に!(o^-‘)b
夜は市民ボランティアの総会に出席と手帳のスケジュール表は全て埋まっています。
明後日は、「手作り石鹸」講習会に参加の予定ですo(^-^)o
残りの人生、大切な人と色んな趣味を一緒に取り組んでみたい。
いつの日か・・・。きっと・・・・。
それまでは日々一生懸命に仕事を!
一生懸命に働くことは「人格を高める」といわれています。
その典型的なのが、二宮尊徳といえるでしょう。
二宮尊徳の様に一生懸命に働くことで真理を体得し、人格を高めて人々から信頼と尊敬を集め、多くの貧しい人々を救ったように私もそれに少しでも近づけられるような生き方をしたいと思います。
心が折れやすいからダメかなぁ・・・。
そして、私のブログを温かな気持でみて下さるあなた様に感謝致します。
今日も一日ありがとう。
~大事をなさんと思はば
小さなことを怠らず勤むべし
小積もりて大となればなり~
二宮尊徳