新入社員なら知っておくべきコーラの5つの法則
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コーラ 感動のないものは造らない。
長年、CD化されていなかったレコードの
夢かなったデジタル化をお祝いして、
夜空にワッショイ！と叫ぶコーナー（の女性アーティスト編）
「CD化！ワッショイ・ヨシ子さ～ん」
今日の1枚は、
デボラ・アレンの「Let me be the first」である
うふぉ～・・・
せくすぅい～・・・
風呂上りにベッドに寝転ぶセクスィーさんジャケという
AOR界にあるまじき（？）ジャケなこの1枚をリリースしたデボラ・アレンことデボラ・リー・サーモンドさんは、
テネシー州メンフィス出身のカントリー系シンガーソングライターで女優である。
メンフィスで育った彼女は、エルヴィス・プレスリーやアレサ・フランクリンといった地元の英雄や、
レイ・チャールズやアル・グリーンといったソウル・ミュージックに大きな影響を受ける。
また同時にロックンロールや、ウィリー・ネルソンやドリー・パートンといったカントリーも好んで聴き、音楽大好きな少女となっていったのだった
その想いはだんだん強くなり、18歳の時にはナッシュビルに移り住み、
レストランでウエイトレスをしながら本格的に音楽を演奏しはじめるのだった。
ある日、バイト先のレストランでロイ・オービソンに出会い、気に入られた彼女は
ロイの曲のバック・コーラスに参加することになる。
そして、テーマパークのオーディションを受けてアトラクションのソリスト＆ダンサーとして活躍したり、
地元のアーティストに曲を書いたり、テレビ番組のレギュラーとして歌を歌ったり・・・
と活躍の幅を広げていくのだった
そして、デボラさんは1976年にシングルをレコーディングする機会に恵まれ、
「Do you copy」という曲をワーナーからリリースし、
一応シンガーとしてデビューすることができたのだった
この曲、しっとりとしたカントリー調バラードだったが・・・全く売れなかった！
傷心のデボラさんは、再びパーティーやレストランで歌ったりと実力を鍛え直すことにする。
そして、あるパーティーで歌っているところをプロデューサーのバド・ローガンに見いだされ・・・
有名カントリー・シンガーのジム・リーヴスのデュエット相手として指名されるのだった
1979年にレコーディングされた3曲のデュエット曲はすべてシングルとしてリリースされ、
カントリー・チャートで軒並みトップ10を記録し、注目をあびるのだった
そのことでデボラさんはキャピタル・レコーズと契約し、
1980年にデビュー・アルバム「Trouble in paradise」をリリースすることになる。
そこからのシングル「Nobody’s fool」がカントリー・チャートで24位とヒットするのだった
また、ジェイニー・フリックに「Don’t worry ’bout me baby」を提供するや
これがカントリー・チャートで1位を記録し、デボラさんはソングライターとしても一躍有名になるのだった。
1983年にはRCAにレコード会社を移籍
そこからリリースしたEP「Cheat the night」からのクロスオーバーな1曲「Baby I lied」がカントリー・チャート4位どころか
ポップ・チャートで23位、ACチャートで10位を記録するほどの大ヒットとなり、
彼女の名声は一気に高まるのであった
そんな中、1984年にRCAからリリースされたセカンド・アルバムが「Let me be the first」である。
このアルバムからはシングルとして「Heartache and a Half」がカットされて
全米カントリーチャートの23位を記録しているのだが・・・
やはりAOR的におススメしたいのは
タイトル曲の「Let me be the first」だ！
彼女の曲の魅力は、ルーツであるメンフィス特有の
ソウルとロックをごちゃ混ぜにしたクロスオーバー感だ！
コノアルバムのプロデューサーでもあり、曲を書くのにもレイフ・ヴァンホイが関わったこの1曲は
カントリーとポップスのクロスオーバーの雰囲気もバッチリの、まさしくAORな名曲なのである。
う～ん、1984年という時代背景から言ってシンセ・ポップ調なのは致し方ないとして・・・
このボーカル、ハーモニーの魅力は間違いなくAOR！
カントリーとポップスの美味しい融合が堪能できるのである
さて、デボラさんはこの後も多くのアルバムとシングルをヒットさせ、
シンガーとしてもソングライターとしてもカントリー界で大成功した。
そんな彼女がAORに歩み寄ったこの1枚も
かつてCD化されているが、現在は廃盤状態であるが・・・
デジタル配信はされているようである
ワッショイ！
カントリーの歌姫の清らかな歌声を、ぜひCDで聴きたいものだ。
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