観劇のすみからすみまで徹底研究します。

観劇に関する情報総合図鑑

大千穐楽を迎えさせていただきました(^^)
ロイヤルブルーの絽の着物です
デストラップ をご観劇くださいましたお客様、
ありがとうございました





『デストラップ』の舞台上で使用されていた



美術品を戴きました





額装して家に飾ろうと思います




ウロウロ台風が各地で被害をもたらしている模様。



みなさま、ご注意くださいませ



のりか



東大生には絶対に理解できない観劇のこと

ですが・・・

宝塚歌劇宙組公演のショーですが、『クラシカル・レビュー』ではなくて『クラシカル・ビジュー』でした

ビジューをレビューと空目しました

しばらく経ってから気が付きましたが、昨夜はネット環境ゼロの場所に居りまして・・・

まぁ良っか・・・となりました

「ビジュー」とは仏語で宝石の意ですか。

ま、意味が分らないショーだったのは確かですがね

今日も宝塚大劇場まで、宙組公演『神々の土地/クラシカル・ビジュー』を観に行きましたが

その前に宝塚市にある中山荘園古墳に寄り道しました。

阪急宝塚線売布神社駅で下車

徒歩12分で中山荘園古墳に到着。

「中山荘園」なる荘園があったんですねぇ

素晴らしい

古墳って見晴らしの良い丘陵の上にあることが多いですね。

横穴式石室があったようです。

宝塚の街並みが一望できます

7世紀中盤の古墳終末期の古墳だそうで・・・

ちょうど乙巳の変(大化改新)のあたりですね。

どんなお人の墓だったんだろう

そもそも宝塚って地名の通り、塚(古墳)が多いとのこと。

宝塚は扇状地だし、如何にもな地形ではありますな

宝塚駅前のソリオの商店街ですが・・・

階段の上にあったパン屋さんがいつの間にか潰れているのを発見。

大ショック

朝早くからやっていて、しかも安いので、結構利用してたんだけど・・・

パン生地をねじったコッペパン風の柔らかいパンが好きでいつも買ってたんだけどなぁ

お客さんも多くて繁盛していたと思いこんでいました。

世の中は移ろいやすいもんですね。

無くなって初めてその当たり前のことが貴重だったんだってことに気が付きます

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今日は宝塚大劇場まで宙組公演『神々の土地/クラシカル・ビジュー』を観に行きました

11時公演

昨日に続いて2回目の観劇。

2回目の観劇でやっとこの芝居の意味が分ってきた感じです。

分りづらい一因は人間関係が複雑なこと。

フェリックス・ユスポフ(真風涼帆)の母親がせーこちゃんで妻がしーちゃん。

で、しーちゃんのお母さんが舞良副長で、舞良さんはニコライ2世皇帝の妹・・・

で、ドミトリー(朝夏まなと)はニコライ2世と従兄弟で、イリナとは義理の伯母甥の関係。

この辺りが初見では分らなかったのでちょっと混乱しました。

要するに「予習」が必要な芝居であります。

これ、パンフレットに人間関係(系譜図)を載せるべきだと思いました。

東宝公演のパンフには載せるのではないかな

ドミトリーとフェリックスの関係ですが・・・以外とドライ

来週、マリア皇太后の舞踏会に来てくれ」の場面でフェリックスがドミトリーの手を握ってぐらいかな。

ラストに「片思い云々」と言われなければ気が付かないところ。

ウエクミ先生はあまりBL的指向はないようです。

で、この物語はドミトリーとイリナの禁断の恋がメインストーリーなんですな。

(禁断の恋が縦軸で、ラスプーチンとロシア革命が横軸って感じ)

ウエクミ先生的にはそちらの指向が極めて強い

義理の3等親ですから近親相姦的関係ではないのですが、

当時のロシアとしても非常なスキャンダルな恋愛だろうし・・・

そこらの「禁断の恋」を楽しむ芝居なんだろうなぁ・・・

ドミトリーとイリナの別れの場面。

明らかにドミトリーは自らの死を覚悟している。

しかし私たちはその後の歴史の残酷さを知っているわけで

涙がちょちょ切れマス

んで、サイドストーリーは貴族の近衛士官コンスタンチン(澄輝さやと)とジプシー娘(瀬音リサ)の純愛。

こちらは身分違いの「禁断の恋」ですな

あっきーとlありさちゃんはホントに良い役を貰ったと感じます。

士官仲間のロマン・ポチョムキン瑠風輝も初めて認識する若手男役さんですが印象に残りました。

あとは・・・イリナの執事星吹彩翔や、農夫風馬翔も印象に残った役でした。

愛月ラスプーチンのぶっ飛んだ演技が最高ですが、その弟子のきゃのん・せっちゃんコンビも最高

カウベル付けてウロウロするのがね

一番印象に残る役は・・・オリガ(星風まどか)だったりします。

この芝居は、「ラスプーチンとロシア革命編」と「ドミトリーとイリナ禁断の愛編」に分かれていますが、

「ラスプーチンとロシア革命編」のキーパーソンがオリガちゃんだわな。

まぁ未見の人は観て欲しいんだけど・・・

ラスト付近でオリガが母親のアレクサンドラ皇后を説得する場面。

オリガには自分等皇帝一族が地獄に向かって一直線に落ちることをハッキリと自覚しているんだよなぁ

その演技をまどかちゃんが見事に表現しているわけで・・・2回目に観て初めて気が付きましたよ

涙がちょちょ切れマス

『神々の土地』の意味については、ラスト付近ですっしーさんやせーこちゃんが説明していましたが、

分ったような、分らないような・・・

ロシアの本質はその雪が舞う凍り付く大地(神々の土地)であり、

皇帝も、貴族も、革命家も、農民も、その上で踊る傀儡にすぎない・・・と私は深読みしましたが・・・

どうかな

それから以下はどうでも良い話。

正塚先生の『KINGDOM』でもそうだったけど、ロシアの革命家=ボルシェビキ(レーニン)という描き方は分りやすいけど正確ではない。

テロリズムを行ったのはナロードニキ運動の後継者達で、ボルシェビキとは別系統の組織だし。

ボルシェビキ(ロシア社会民主主義労働者党ボルシェビキ派)がロシア革命でイニシアティブを握ったのは、革命における最後の一瞬と言って良い。

それまで、ロシア革命(ソビエト評議会)を主導したのは、カデット(立憲民主党)、エスエヌ(社会革命党)、メニシェビキ(ロシア社会民主主義労働者党メニシェビキ派)等の、相対的に穏健なセクト。

2月革命以前のボルシェビキは革命の主流派から外れた小セクトにすぎず、

ずんが述べるような「ボルシェビキ」だの「レーニン」だの言われても違和感を覚えるばかり。

と・・・以上は私感です。

まぁロシア革命を分りやすくしようとするとこうなるんだろうけどねぇ

ショーの方は・・・

まぁクン、真風、まぁ君、真風、まぁくん・・・って感じだなぁ

トップ娘役不在だと
こうなるんだなぁ

次の観劇は東宝公演の予定。

どのように変っているのか

楽しみに待っていよう

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