みんな大好き観劇
観劇を多数取り揃えております。
こんにちは。
はてさて、四国に戻ってまいりましたので、宙組観劇の感想を述べてまいりたいと思います。
今回は、上田久美子先生作・演出の『神々の土地』について。
…が。
結論:ついていくのにやっとでした
私の!読解力のなさが浮き彫りに!!(T▽T;)
初・ウエクミ作品観劇ということもあって、上田先生評判の心理描写、描かれる景色の美しさ、作品の奥深さなどを感じ取り、そして語る頭脳と文章力を持ち合わせていないワタシ…!
とにかく、ロシアの人名・地名・その他用語を耳にして頭で理解するのに必死でして…
まだ初日があけたばかりで、これから観劇の方の方が圧倒的に多いと思いますので、ここらへん不安な人は多少なりとも予習をお勧めします。
観劇というものは「考えるな!感じろ!」でいいのかもしれませんが、個人的には、「知識を持ったうえで感じたほうが絶対いい作品」という印象を持ちましたので。
物語こそフィクションですが、もとになった史実のある作品。
時代背景、当時のロシア情勢、知ってて損はしないと思います。
おかしいな、私、地歴公民の教員免許持ってるのにな…世界史全くわかんないんだけど…
あ、でも、けして頭でっかちになる必要はないですよ!
この公演、あらかじめ複数回観劇予定にしていますので、これまでの観劇レポと違い「このときはこう感じた」というスタンスで感想を残していこうと思います。
なので、2回目、3回目…と重ねるうちにまた全然違った感想を書くかもしれませんが、ご了承ください。
■怪僧ラスプーチンの恐ろしさ
ネット記事やスカステの初日映像をご覧になった方はそのビジュアルを目にしたと思うのですが、
ラスプーチンめっちゃこわいんですけど。
まず、登場が怖いんですよ。ビクッッ!!ってなりました。(なかなか登場しないので、「愛ちゃんまだ~?(^∇^)」なんて呑気に考えてたら、口から心臓出るかと思った)
んで、ずっと猫背で歩くし、気づいたら至近距離に迫ってる感じ。
これまで、癖のある、2枚目でない役を何度も演じてきた愛ちゃんこと愛月ひかるさん。
そんなある意味経験豊富な愛ちゃんだからこそ、ラスプーチンのキワモノ度が凄くて、、
あれ、これから上演回数重ねたらヤバない…?
と感じました。
あと、(ラスプーチン見てこんなこと考えるのは私くらいかもしれませんが、)これだけ癖のある役を続けて演じている愛ちゃんが、いつか正統派2枚目を演じる日がとても楽しみになりました。
■大公妃イリナの美しさ
この公演でまぁ様(朝夏まなとさん)と共に退団なさるうららちゃん(伶美うららさん)。
下手花道から歩いて登場するのですが、ライトが当たってないときから美しいのが分かるんですよ。
それくらい、本当に美しかった。そして、ロシアの厳かな雰囲気、雪原の冷たい美しさが似合う。(イリナはドイツ人ですが)
そして、想像以上にイリナがヒロイン、相手役でした。
私、お互いにもっと「秘めた」関係なのかと思ってまして。
こういうこと書いて荒れたら嫌なので書くか迷ったんですけど、、
不思議と「なら最後くらいトップ娘役にしてあげれば良かったんじゃ…」とは感じませんでした。あくまで私は。
理由は、歌のない演出だったからです。
うららちゃんの歌声が聴きたくないとかそんな理由ではなくて、「“トップ娘役”の肩書きがついちゃってたら、歌おうが歌わまいが大きな声で叩く人が絶対出てくるから」です。
そんなの目にしたくない。
ただひたすら、うららちゃんの美しさ、揺れ動く感情、そのお芝居に集中していたい。
トップ娘役としてイリナを演じていたら、銀橋でのソロなり、ドミトリーと想いを交わすデュエットなり、何かしら「宝塚の作品におけるトップ娘役の定型」のある脚本演出になるのではないかと思うんですよ。そうすると、その点(歌)ばかりに注目したがる方が出てきてしまう。
逆に、仮に今の脚本演出のまま「トップ娘役」だったら、それはそれで「トップなのに」とか言って叩きはじめる方がいらっしゃる気がします。(今回、星風まどかちゃん演じるオリガには銀橋に出て歌う場面があるので特に)
に一言書いた、「トップ娘役がいないからこその適材適所感」というのは、そういう意味合いでもあったりします。
トップを頂点にしたピラミッド型組織や、演出の定型みたいなものも含めて「宝塚歌劇」なのかもしれませんが、私個人としては、その枠にとらわれすぎてほしくないという気持ちも持っていて。
そういった意味で、私にとって今回の上田先生の作品は、“何度も観劇したくなる”“今すぐにでも脚本を読みたくなる”作品でした。
そういえば、この『神々の土地』って、公演ラインアップ発表時と、配役発表時では公式のあらすじが変更されてるんですよね。うららちゃんの退団を受けて変更されたのかなぁ…なんて勝手に思ってしまいました。
それくらい、「娘役・伶美うらら」の集大成といった印象。彼女がインタビューで「すべてを懸けようと思った」と話していたこの作品。
ぜひ、注目して観てほしいですね。
お付き合いいただきありがとうございました!2人分しか感想書いてないやん、というツッコミはあるかと思いますが、なんだか長々と書いちゃいましたので…次の観劇までに、思いつくことはちらほら書いていこうと思います。(飽きても良ければ覗いてくださいね!)
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