結局残ったのは乗り換えだった

手と手と乗り換え

「奈良」というと遠いと思っている方も多いんです。

自己紹介で「奈良の斑鳩町から来ました。」と言うと「遠いところから・・・」とよく言われます。
ところが、最寄駅のJR『王寺駅』

・天王寺駅から20分弱
・大阪駅からも大和路快速で乗り換えなし! 38分
・奈良駅からは16分

同じく、最寄駅の近鉄線『竜田川駅』生駒駅から26分
意外に近いんですよ。
皆さん驚かれます。

(法隆寺 世界遺産の法隆寺もすぐ近くです。)
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最寄駅のJR『王寺駅』、近鉄線『竜田川』までは車で迎えに行かせて頂いています

駅までお越し頂ければ、歩くことも、雨に濡れることもなくサロンへ来て頂けますよ。
(※お車の方は、駐車場完備しております。)

春・夏・秋・冬 
どこか懐かしい風景がたくさんあります。
(春:三室山 見事な桜です。)

近くには、世界遺産の法隆寺や法起寺、法輪寺・・・
桜で有名な三室山
秋の竜田川の紅葉は荘厳

サロンのお部屋からも四季折々の景色が眺められますよ。
自然の風や香りは素晴らしいです。
目で見ることによって心のデトックスも知らず知らずに出来ていしまいます。

(秋:竜田川 川面に映る紅葉も圧巻です。)
四季折々の顔を見せる景色を眺めながら、心身ともにリフレッシュ

サロン月桃(TUKIMOMO)のリンパマッサージは、フェイシャルもボディも“即効果の感じられる施術”になっています。
是非、一度お試しください。
お会いできることを楽しみにしております。

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■月桃(TUKIMOMO)について■
オールハンドによる完全プライベートな癒しの空間でゆったりとお過ごしください。
女性限定・1日1~3組限定

?住   所    奈良県生駒郡斑鳩町
?営業時間    10:00~17:00 (※応相談)
?お休み      土日祝 

【HP】  
【Mail】 
【Tel】  

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?予約状況
?お客様の声
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※施術中は電話に出られないこともあります。
 折り返し、ご連絡をさせていただきますので
 お名前とご用件をお願いします。
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美と癒し
リラグゼーションサロン
月桃(TUKIMOMO)   岸 千鶴

鳴かぬなら鳴かせてみせよう乗り換え

これから吉田口、富士宮口に次ぐ三度目の富士山を御殿場口から登る。5月に新幹線の車窓から見た富士山は実に美しかった。でも眺めるのと登るのでは意味が違う。富士山は単独峰で五合目以降は殆ど植生がなく土と岩石の荒涼とした世界。今回は悪天候で御来光も望めず、難行苦情の忍耐登山が予想される。 

横浜に住んでいると様々な場所から富士山を眺めることができる。また関東周辺の山に登りそこから富士山が見えると感動する。海外から日本に飛行機で帰って来る時に富士山を見つけると畏敬の念と日本に戻れたことへの喜びを感じる。それほど富士山は日本の山の中でも特別な存在。世界文化遺産でもある。 今日はこれから横浜から小田原に向かう。小田原からレンタカーで御殿場口新五合目を目指す。9時頃に到着予定。それから登り始める。天候が良く無いので山小屋までは8時間を見込む。到着は17時頃を予定。明日の朝3時頃小屋を出発し剣ヶ峯到着は6時頃を見込む。新五合目下山時間は12時頃を予定。横浜駅から上野東京ライン熱海行きに乗車。先週の青春18切符門司往復の旅では掛川まで立つことを余儀なくされたが、今日はすんなり座れた。やはり先週の激混みはお盆休みの影響だったのだろう。崎陽軒のシュウマイ弁当とお茶を購入。今日は長丁場。まずは腹ごしらえが必要。天気は曇り空。 富士山には主に4ルートある。富士スバルライン経由の吉田口ルートが人気だが大変混む。昔、貫徹夜行登山で一気に登ったのがこのルート。今は混みすぎて大変らしい。富士山スカイライン経由の富士宮口は車でアクセスするには良い。ただ傾斜が急できつい。御殿場口と須走口はアプローチが長く健脚向き。御殿場口からは夏は登山バスが出ているが、御殿場までのアクセスが課題。東京からは小田急利用ですんなりと行けるが横浜からだと東海道線国府津乗り換えで御殿場線で御殿場に出ることになる。御殿場線は本数が少なく登山バスも混んで乗れないと大変だ。結果的に小田原からレンタカーが良いと判断した。国府津に到着。小田原からは1時間近くレンタカーで移動。四国の石鎚山も屋久島の宮ノ浦岳もレンタカー無しではアクセスできなかった。レンタカーだと駐車しておく時間も料金がかさむため2日レンタルだと2万位かかってしまうが、この前鳥海山の帰りに象潟までタクシーを使ったら9千円かかった。御殿場口新五合目に到着。車を駐車場に止め登山と届けを書いて登り始めた。9時55分出発。約8時間の長丁場だ。 
御殿場ルートをすこし登ると左側に二ツ塚が見えてきた。 
登山道は細かい砂利道。この付近にはアザミの一種が咲いている、前方には宝永山。江戸時代の半ばに富士山中腹が大噴火してできた山。 富士山が自然遺産に登録されなかった理由のひとつがゴミの散乱。人の出の少ない御殿場ルートにもゴミを捨てる人がいる。野口健さんにあやかり僕もせっかくだからゴミを拾いながら登ろう。いくらも歩かぬ内にこれだ。いい加減にしろ、自己中登山者! 深い霧が立ち込めてきた。前方が殆ど見えない。涼しく心地よい。
次郎坊。砂走下山路と登山路が交差する。あのようなゴミを取りに行行とすると砂に埋まり大変危険だ。 気温は何と11度。とても涼しい。先ほどのアザミの群生に代わり見慣れぬ草花があちこちに生えている。 富士山の標高2千メートル地点。山頂はまだまだずっと先だ。濃い霧が立ち込め見通しが悪い。 旧4合目を過ぎると急に見通しが開けてきた。山小屋に荷物を運ぶブルドーザーと出合った。 
ブルドーザー道と交差。目指す山小屋まであと3時間位だろうか。 
宝永山が見えます。 
7合目の山小屋「砂走館」に到着。新五合目からちょうど8.1キロを8時間半登り詰めて今日の宿の前のベンチに腰を下ろした。 
小屋の中はこんな感じ。カレーライスを食べ20時には寝る。遠くで稲妻が走る。空は夏の星が出ている。夏の大三角が美しい。
朝4時起床。外に出ると星が瞬き良く晴れていた。バイオトイレにはいる。4時半出発。赤岩八合館に向かう途中で御来光。今日は絶好の富士登山日和となった。 
5時半に赤岩八合館に到着。さあいよいよ山頂に向かってアタックだ。 視界には雲海が広がる。登山路は赤土で覆われている。見上げると人の列が延々と連なる。殆どが下山者だ。
山頂に近づくと大きな火山岩の瓦礫で覆われた路となる。残り一気にスパートをかける。 視界には雲海が広がる。登山路は赤土で覆われている。見上げると人の列が延々と連なる。殆どが下山者だ。 
遂に富士山御殿場口浅間大社銀明水に到着。スパートをかけた時点で息子を置いて山頂で待つ。 
日本最高峰富士山剣ヶ峰3776メートルに到達。遅れていた息子も無事到着。天気も良く最高の富士山日和となった。 
山頂から赤岩八合まで一気に下山。金剛杖一本あるだけで特に下り坂では威力を発揮。息子は足に豆ができ苦しそう。だが、山では基本的に頼れるのは自分だけ。次の砂走館で待つと伝え、10分足らずで小屋に着いた。息子が到着すると山小屋の人に遅い朝食を作ってもらい、一気に大砂走りを駆け抜けた。 
普段横浜から見ると美しい山容を見せている富士山だが、実際には岩や礫がゴロゴロし、容赦なく直射日光が照りつけ、濃霧に襲われる男性的な山である。それでも日本の最高峰に立つ気分は爽快だ。今は疲労困憊でまた登ろうという気分にはなれないが何時かまた登りたくなる。富士山とはそんな山である。 
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