王様 エンタテインメント新次元。
王子「先生、今日は母音の続きですか」
魔女「いや~もう説明は飽きてきたわい。説明するのめんどいし」
王子「!!!、、、、、せっかく楽しくなってきたのに」
魔女「うひょひょ、、もう教えることは教えた。あとは頭で考えるのではなく、実際に口を動かすのみじゃ!とっておきのトレーニングを教えてやろう」
王子「とっておきですか!」
ーーー
●相対的に発音の違いを生み出すトレーニング
魔女「いいか王子よ。フォニックスとか、発音記号をひたすら勉強するのには欠点がある」
王子「なんですか?」
魔女「音を絶対的にとらえようとしているということじゃ。aの音は口を縦に大きく開けて。。。とか。それぞれを個別に覚えようとしている」
王子「ビールの味のやつですね(→)」
魔女「そう。でも、ある音とある音を比較しながら、その違いを認識することが大事。つまり点と点を線で結んでいくことが発音を身につける最大のコツじゃ」
王子「点と線、、??、、、何のことかさっぱりわかりません、、、、」
魔女「じゃあ、夏休みだし、、、特別大サービス、究極の魔法を見せてやろう」
魔女は杖を横に置き、
手のひらを合わせて、ブツブツ唱えはじめました。
魔女「観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識・亦復如是舎利子是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減。是故空中、無色、無受・想・行・識、無眼・耳・鼻・舌・身・意、無色・声・香・味・触・法。無眼界、乃至、無意識界。無無明・亦無無明尽、乃至、無老死、亦無老死尽無苦・集・滅・道、、、、」
魔女がお経を唱えると、、、
城の天井が突き抜け、夜空に発音マップが浮かび上がりました。
王子「天井が!!そして、夜空にマップが!!!」
魔女「5つの赤い星が母音、それぞれマップ上の位置を示しておる。わかる?」
王子「下にいくほどアゴを下げて口を開く長い音。左にいくほど舌先が前歯に触れるんですよね?(→詳しくは)」
魔女「そのとおりじゃ、、、、、、 、、、、、観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時照見五蘊皆空度一切苦厄舎利子色不異空、空不異色、色即是空、空即是色。受・想・行・識・亦復如是舎利子是諸法空相、不生不滅、不垢不浄、不増不減、、、、」
魔女がさらにお経をブツブツ唱えると、、、、
王子「こ、、、、これは???」
魔女「これこそが点と点を線で結ぶ二次元発音トレーニング、名付けて、夏の大四角形相対的発音トレーニンじゃ!!!!」
王子様は言葉を失いました。
王子「あの、、、、、意味がよくわからないのですが、、、、」
魔女「あほか!Six!Sex!Sax!Socks!Sucks!!!!」
王子「シックスセックス、、、、??」
王子「ああ、、、そうか!!」
魔女「よし!!ミュージックスタート!!!まずは左から反時計回り!!Six!Sex!Sax!Socs!Sucks!!!」
ドスの聴いた謎のディスコミュージックが
城中に流れ始めました。
王子「Six、、、Sex、Sax、、、、、、Socks、、、、、Sucks」
魔女「リズムが悪い!キレが悪い!!」
王子「ひいいいいい!,,,Six、Sex、Sax、Socks、Sucks!」
魔女「SaxとSocksとSucksが全部一緒に聞こえるわ!ちゃんとマップ見ながら口の形を意識して!」
王子「Six! Sex! Sax! Socks! Sucks!」
魔女「Six, Sexは口を横に開く!!SaxとSocksはしっかり顎を下げて長い音!!Sucksは喉の奥から短く!!」
王子「Six! Sex! Sax! Socks! Sucks!!!!」
魔女「よしいいぞ!特に最後のSucks!!の気持ちこもってていいぞい!!」
王子「Six! Sex! Sax! Socks! Sucks!!!!」
魔女「よし次はSucksからの時計回りじゃ!!!!」
魔女「Sucks! Socks! Sax! Sex! Six!」
王子「Sucks! Socks! Sax! Sex! Six!」
魔女「Sucks! Socks! Sax! Sex! Six!」
王子「Sucks! Socks! Sax! Sex! Six!」
魔女「はいここからサビ!!!SocksとSaxの繰り返しじゃ!!!Socks!Sax!Socks!Sax!Socks!Sax!Socks!Sax!」
王子「Socks!Sax!Socks!Sax!Socks!Sax!Socks!Sax!」
魔女「もっと腰入れな!!腰!!」
王子「Socks!Sax!Socks!Sax!!、、、腰は発音に関係なくないですか!!?」
魔女「Sucks!Sucks!Sucks!Sucks!!!」< /p>
王子「Sucks!Sucks!Sucks!Sucks!Sucks!!!」
魔女「よし次は、2番いくぞい!!!、、、、ん?」
魔女の背後から
図太くて低い声が近づいてきました。
drink!!drank!!drunk!!
drink!!drank!!drunk!!
drink!!drank!!drunk!!
drink!!drank!!drunk!!
王子「え!??この声は、、、、、、まさか」
王様「drink!drank!drunk!!」
王子「ち、、、、父上!てか腰フリッフリじゃないですか!!」
魔女「うひょひょひょ、、、やっと来たかい、、、初代王子くんよ」
王様「師匠、久々にはじまったんですな、、、いやいや懐かしいです。師匠に指導していただいていたあの頃が….(遠い目)」
王子「ち、、、父上の師匠!!!??」
魔女「よし!!今夜は朝まで、親子二代でダンシングパーリーじゃああ!!」
ドスの聴いたディスコミュージックが
さらに大音量で流れ始めました。
魔女「drink!drank!drunk!sing!!sang!sung!」
王様「drink!drank!drunk!drink!drank!drunk!、、、、なにをボケっとしとるのだ。王子!」
王子「ひいいいいいい」
こうして、王子様の
長い長い真夏の夜が幕を開けたのです。
?
つづく
ーーー
歌って踊らなくて大丈夫なので。。。笑
ゆっくり発音マップを見ながら、
順番に口の形を変化させながら、
音の違いを意識して、発音してみてください。
スマホのSiriなどの音声認識ツールを使って、
自分の発音が通じるか確認するとよいです。
通じなかった音は
前回紹介した発音本を見ながら(→)
マップ上における、発音をマスターするようにすると効果的です!
ぜひこの地図を使ってみてくださいね。
そして、リスニングに革命を起こすシリーズも終盤戦。
次回からは、ここまで身につけた英語発音をベースに
革命的に、音を聴きとれるようになる次の戦略を
お話ししていきます。
Thank you very much!!
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官僚が王様の息の根を完全に止めた
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去年は「歌だく!」 今年は「歌だけ!」
さらに歌多めのメガ盛り!
「毎月」の「お稽古」です、
終わりのない心のお稽古。
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