王様 80年代は8チャンネル
エリンジューム
花言葉・・・無言の愛
「膝が痛いの吹っ飛んだわ」
バリアフリーなんて全くないのよ。
ちょっと振り返って足をだしたら、そこに鋭利な角がある。
曲線を使うって大切なのね。
血が滲んで破けたパンツは、切るしかないじゃない。
右を切ったら、左の長さと合わず、もう少しと切ったら今度は左が
「えぇい、もう良いわ。パッツンと切っちゃえば」
気前よく切れば膝が丸出しの可愛いハーフパンツの出来上がり
足さばきも良くなって、血で汚れた部分も無くなるなんて一石二鳥じゃないの。
でも空気に触れると傷口がズキズキと痛んでいた。
「この時代って、性には奔放だったのかしら」
いきなり「俺のモノになって下さい」って襲われたらどうしょう。
「オットケ、男前だけど。どんな家に住んでいるか分からないのに」
借家かしら、リビングは広いの?
違うわ、そんな事はどうでも良いのよ。
何でいきなりキスをしてきたかが問題なの
「キス魔だったりして」
『イセン、きすまとは何ですか?』
ひょっこり髭のアジョシが顔をだしてきた。
「えっと、あなたって・・・名前、名前」
『チュンソクです』
「そうそう、チュンソクね」
『なかなか覚えて頂けません』
そうかしらあの人は、サイコよ。
名前を覚える価値もないわ。
「良いところで会えたわ」
『逃げ道はお教え出来ません』
「教えて欲しいけど今は良いのよ」
『では何を』
逃げ道を教えて欲しいじゃないって知ったら急に微笑んだ。
悪い人じゃないと思うの
「あの人」
『テジャンですか』
「そうよ、手が早いの?」
イセンはテジャンが手が早いかと聞いてくる。
女の事か?あの方は女には興味がないだろう。
であったら、剣さばきが早いかどうかか。
『早いってものではないです』
「ウソ」
人は見かけによらないのね。
チュンソクは人差し指を両手で掴んで剣に見立て
『目にも止まらぬ早技です』
「もう良いわ」
聞いた私が悪いのよ。
勘違いするあなたが悪いわけじゃないわ。
それから私はそっとあの人を観察した。
ひっそりと柱にもたれ庭を見ている。
その先にあるのは、王様と王妃様。
お二人が歩く先を目で追って、顎で傍にいるチュンソクに指示をしていた。
『あっちの警護が手薄だ』
ヤダ、私にも分かるじゃない。
次の日は王宮に若い女官が入って兵士達が浮き足立っていた
『ふん』
あなたは関係ないって言わんばかりに鼻息一つでどこかへ行ってしまう。
若い子はタイプじゃないのかしら
あなたって口数の少ない人ね。
目で追えば追うほど、あなたのこの間のキスが本気に思える。
ひと夏の恋が出来る相手じゃない。
丁寧に断らないとね。
「テジャン」
一人になったのを見計らって私は声をかけた。
『本気の男は、お嫌でしょう』
「はい」って言いなさいよ、ウンス。
「あなた、私のどこが好き?」
読めない、貴女は読めない女だ。
王様は今女性に人気の高い(メーカー)ブランドですね、もう手に入らないレアモノもありますよ
今日は、ウダウダと携帯いじってたら
私は、iPhoneなんだけど
この無料アプリが
ふむふむ。
知ってますか?
ストレス18
と痛感した。。