ハロウィーンの始まり続き
ハロウィーンの仮装は、もともと、悪霊払いのための仮装なので、日本のお盆と違うところは、この辺でしょうね。
日本の場合、おじいちゃんやおばあちゃんや祖先の人の魂が戻ってくるといわれていますが、ハロウィーンの場合は、この時期に戻ってくる霊は悪い霊だと言われているのです。
よみがえった悪い霊は、私たち、生きているものに悪い運をもたらしたり、いたずらをしたりするそうです。
ですから、悪い霊を追い払うために、仮装をして近所を歩くというイベントになったそうです。
このように、魔除けの意味もある仮装ですが、仮装をすることで、子供たちが、霊たちのなかに自然と入りこみ、目をくらませる効果もあったと言われています。
そして、仮装行列と言うものも、このハロウィーンの行事から発展してものだとか。
そして、「お菓子をくれなきゃ、いたずらするぞ!」というハロウィーンのお決まりの台詞はどこから来たのかと言えば、これもやはり、古代ケルト民族の儀式からです。
ドゥルイド教という宗教の儀式に、同じような行事があり、それは日照時間が短くなるこの季節に、悪い暗闇の勢力が増すという言い伝えです。
よみがえる霊を鎮めるため、供物をしていたそうですが、これが現在のハロウィーンで、仮装した子供たちにあげるお菓子の由来だそうです。
現在ではお菓子を持ち寄って、楽しくパーティーをしているおうちもあるそうですから、もともとの由来とはずいぶん、変わってきたようです。