成功する観劇

観劇神話を解体せよ

本日の午前の公演で、2017年のピーターパンは無事幕を閉じました。

わたしは6年ぶりのウェンディで4年め、3つめの演出でした。

今回自分で自分に課した役割は「スペーサー」。

2017年版は、日本初演の台本で上演する、というのが大きなポイントでもあった為、
限りなくブロードウェイの直訳に近い台詞の’隙間’や、耳で聴いているだけでは伝わりきれない’その言葉の理由’を埋めていく。
初舞台のピーターパン役、吉柳さくらちゃんと、彼女にとって初めてだらけの空間を繋いでいく。
客席とピーターパンの世界を共有していく。
今回は、自分を良く見せることは二の次!
だってこれは最高なヒーローものだから。
これは女優さんにとって色々な考えや答えがあると思うけれど、わたしにとってはヒーローあってのヒロイン。
自分が補佐に回れる時は、世界一ヒーローを引き立たせられるヒロインになりたい。
それが演劇をやる際にわたしがとても意識していることです。
そして、それにやり甲斐を物凄く感じます
もう、演出家よりもピーターパンを読み解いてやる!
と意気込み、いつも進化を探しました。
千穐楽まで作品と真っ直ぐ向き合えたので、今とっても満足しています。

わたしの理想のウェンディを追い続けられた気がします。

ピーターパンの時ってゲストがとても多くて、親になった友達が観に来てくれたり、久しぶりのひとも夏休みの思い出を作りに来てくれたり。
大阪では義理のおかあさんおとうさん、おにいちゃん奥さま、とみんなで観に来てくれました。
すごく嬉しかった。
家族を繋いでくれる作品なのかもしれません。
わたしにとって初舞台が楽しいものだったからこそ、今こうしてまだミュージカルを志していると思います。
さくらにとってもピーターパン2017がそうであったように心から願ってます。
そして一度しかないその瞬間に立ち会うことができてとても光栄だったし、その中の一瞬の支えになれていたなら、すごく嬉しいな。
キャスト・スタッフ・ホリプロ様・関係者各位の皆様、
そしてご観劇くださったお客様。
この場をお借りして、本当にどうもありがとうございました。 
ウェンディでした!

連載:はじめての「観劇」

すぐ行けないので

あちこち探索中
ネタバレは全然気にしないので?
詳しく書いてくださっている程
助かってます。
観劇前なので
直感的に…
WANTEDの久世&風花コンビを
バロンの末裔で観た時の
印象に似てるのかな?
永遠の結ばれなさの
もどかしさと…
それに反する精神的繋がりの深さを
より二人にスポットをあて
描かれた作品
そんな感じでしょうか?
また…
フレームが
女性演出家らしい
繊細なビジュアルと
精緻な時代背景で
ウットリできることを
楽しみにしております。
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