今、乗り換え関連株を買わないヤツは低能
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思わせぶりだと言われ、反省する私
他の人と会わないと聞いて
少し穏やかになったストールさん
2人で笑いながら話してると・・・
突然、ジッと見つめてくるストールさん。
「どうしたの」
「陽花ちゃんさ、今まで思わせぶりって
言われたことない」
ついさっきストールさんに言われたな
と思ったけど、それはさすがに言えない。
「陽花ちゃんは今おれに
刺されてもおかしくないと思うんだ」
「えっ」
私・・・刺されるの
「こんなに好きにさせておいて、
付き合う可能性があるけど
付き合えないって
他の人が聞いたら皆悪女って言うよ」
さっきも言ってた悪女ってそういうこと
なにも言えずにいると、
「今、好きを通り越して憎悪の気持ちだよ」
ぞ、憎悪・・・ですとノ)゚Д゚(ヽ?!
「憎悪・・・」
「うん。久しぶりに人を好きになって、
一回受け入れられたのに
付き合うことは受け入れてもらえないから」
お、おおお・・・
そこまで追い詰めたの私
驚いて何も言えなくなりました
黙っている私を見て、
言い過ぎたと思ったのか
「冗談だよ」
と頭にぽんと手を置くストールさん
さすがにどうしていいか分からず俯く私
気まずかったのか
ストールさんが他の話をしていましたが、
あまり頭に入ってこず・・・
この状況ってどうしたらいいんだろう
思わせぶりなことをしたのは私が悪いし・・・
と申し訳なさでいっぱいになりつつ、
ひたすら考えていましたが答えは出ず
電車が出る時間になったので駅まで歩き、
電車の中で普通に話していました
「俺の事考えてはくれるんだよね」
付き合うことをってことかなと思い、
「うん」
と答えると、
「その間は陽花ちゃんは他の男と会うの」
さっきも聞かれたなと思いながら、
「トールくん嫌でしょ会わないよ」
それを聞いて少し考えこむストールさん。
「・・・それなら、
契約彼氏彼女とかどう?」
「契約彼氏彼女」
初めて聞く言葉にポカーンとする私。
「付き合うまでのお試し期間ってこと」
え・・・????
あまりイメージがわかない・・・
「それは・・・どういう関係」
「お互いのことしか考えないよってこと。
ほかの人とは会わないしデートしない」
ざ、斬新すぎる・・・
「トールくんはそれがいいの」
「んー・・・
よく分かんない。
・・・なんか、ダメな気しかしない」
ポツリと言うストールさん。
「え」
ストールさんの言動の意図が分からず
聞き返してみても黙るストールさん
しばらくして、
「陽花ちゃんが俺と付き合うことが
あるのかなって疑問でしかない」
と話すストールさん
何回か気持ちを伝えたけど、
それはストールさんの納得出来ない答え
もう何をどうしたらいいか迷走しすぎて
ハッキリさせようと聞いてみました。
「時間かけるのはトールくんには
むずかしいってこと」
それが難しいなら、
私も今付き合うのは難しいし、
ここでハッキリ出来ればと思いました。
「いや、時間かけたいっていう
陽花ちゃんの気持ちは分かってる」
え、本当にΣ( ̄□ ̄
全然納得してないようにしか思えず、
無理をさせちゃうならと思っていたので
激しく動揺しました
ここで可愛く前向きな言葉を言えば
ストールさんは安心したのかもですが
それこそ思わせぶりだしな・・・
と積極的なことは言えませんでした
ストールさんの乗り換えの駅の直前で
「俺はさ、今まで積極的に向こうから
来てもらうことが多かったから、
そういう子の方があってると思うんだよね」
というストールさん
「そうなんだね」
これくらいしか返せない私。
何を言えばいいのか分からない?( oΔo )?
なんとも言えない沈黙が流れ・・・
「なんでもない。また遊ぼうね」
そう言ってストールさんは
去っていきました
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財前の建てた家に到着する。