パーティー たしかな野党が必要です
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サバ子にメールのことを
相談した。 メールが発信された日から
かなり時間もたっているため
色々と話し合い、
当たり障りのない短い
メールを返信する。 すると、その日の夜に
返事がきた。内容は1通目とほぼ同じ。
現在、貞彦さんとは関係を
持っていなくて、私の要望に添う
ということだった。 再びサバ子と話し合い
会うという判断をする。 会う場所はサバ子の
職場の近くでファミレス
にすること、待ち合わせの
時から細かくサバ子にlineをいれて
私の居場所が常にわかるようにする
ことにした。 そして、疑う気持ちで
申しわけないのだけど
スマホの録音アプリを
使うことにする。 会わないという選択も
あった。
でも、離婚後も予想できない嫌がらせをしてくる人。 この先の事を考えると
いつどんなことが仕掛けられるか未知な状態より、
私が騙されて油断している
姿を演じながら証拠をとり、
先手で身を守る姿勢を
とれるほうがいいのでは
という判断だった。 金曜日、傘を差しても
小雨が洋服に
まとわりつくような夜、
待ち合わせ時間より
10分ほど早く着いた。 店内へ入ろうとすると
後ろからスーツ姿の彼が
来ていて、振り返り目が合う。 お互いに笑顔で会釈を
して席につき、コーヒーを
2つ注文。
「あの時は大変お世話に
なりました。それなのに
お礼もいえないままで…
お家にお邪魔していた頃、
まぁみさんは、なぜか私が
脂身を嫌う事を
知っていて、全部除いて作って
くれましたよね。
後でちゃんとお礼をなんて
思っていたんのですが
私は本当にバカだなと。
妻に先立たれ何かしてあげたくても
後ではないんだって解ったのに、
まぁみさんが居なくなったと
知った時、自分は何も学んで
ないと思いました」 「気になさらないで
ください。
脂身が嫌いというのは
妻同士の会話で奥様から
きいていたんですよ。
それに私のほうこそ
あんな形で姿を消し、
皆様には申し訳ない事を
しました」 「今はお幸せに暮らして
いるのですか」 「はい、お陰様で
質素な暮らしですが
周囲の人たちに
支えられて子供も
元気にしています」 「お子様を連れての生活は
大変だったでしょう。
私も周囲の目や、色々なことを
言われ気持ちを乱したものです」
穏やかな会話は
続くものの、なかなか
本題にならない。 私が姿をけした後、
貞彦さんは「妻の実家が裕福な家で
育児や家事が面倒になったから
実家に甘えるために、いきなり
帰られて参っている」会社ではそういっていた。
信じたのは浅い付き合いの人たち
で、ホームパーティーを
していた人たちは
離れていったという。 ※数年前に離婚した記録です。現在は幸せに暮らしています。 ※貞彦さんに特定されないようフェイクをいれています。詳しく書けない部分があり申しわけございません。 ランキングに参加しています。クリックしていただけると嬉しいです。
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