王様 世界においしいしあわせを
木曜日。腹水を抜いた後、夕方ごろはやはりフラフラに
無事フィルターも通り400㏄ほど体に戻すことができ、輸液、輸血も含め、夜中までかけて入れたら、だいぶ元気になりました
金曜日。抜管と縫合をし、退院
お腹がぺったんこになると、そのぶん順当に体重は減り、1%だった体脂肪はとうとうエラーが出て測れず。脂肪も筋肉もどこにもない状態です
そして、皮膚の上から触れる腹膜転移。腹水がなくなった分、赤ちゃんのこぶし大に固く盛り上がってはっきりと見えるようになりこれまた衝撃的です
Dr.に見せたら、放射線治療を提案されました。
ハイパーサーミアとジェムザールは…
肝臓は大して悪さをしないから、優先度としては腹膜転移の方かもということらしいです。ハイパーサーミア+ジェムザールは肝臓がターゲットだったということですね
また、ハイパーサーミアは腹水があると水分で冷えてしまい効果が得られないのだそうです
とにかくも、放射線にしろハイパーサーミアにしろ、CARTにしろ輸血にしろ、私たちが望んで、がんセンターではかなえてもらえなかった今困っているものに対処しつつ好転を図るピンポイント大作戦ということがよくわかりました
これはもちろん手放しで喜ぶものではなく、がんセンターのDr.が言っていた「深追い」の危険は大きいのではないかとは思います。
生き延びることを目的とせず、幸せに暮らすための治療ということを忘れずに、冷静に対処していきたいです
この1週間は家で過ごし、今後の腹水のたまり具合を見ながら治療を決めましょうということになっています。
なので、相変わらずやれることはシンプルですね。
栄養つけ全身状態をあげて、体力UPと腹水をためないこと。
食欲は以前よりないけれどまあ食べられてます。
動けるようになって来たので、王様の椅子から離れたところに飲物を置いたり、食事はダイニングの椅子に座ったり。ゴミ捨てや食器を台所に運ぶなどの動作も増やしています。
もう少し攻めたリハビリについても検討中です。それはまた後日改めて。
昨日の嬉しかったこと
息子「ぼく絶対入院したくない」
夫「なんで?(治療とか痛い思いするのが嫌なんだろうな)」
息子「だって病院のごはん、ぼくの好きなお寿司とか出てこないでしょ」
夫「まあお寿司はでてこないけど、◯◯の好きなコロッケは出てたよ」
息子「でもやだ、だってママの作るコロッケの方がきっとずーっと美味しいと思うもん!」
糖質制限でしばらく作ってなかったから、今度作ってあげようかな
なくなって初めて気づく王様の大切さ
お散歩の公園広場には